タイヤの年数はどこを見れば分かる?製造年週の確認方法

タイヤ側面のDOTコード「2423」を確認し、製造年週からタイヤの年数を確認する方法を解説するイメージ

タイヤの年数は、サイドウォールに刻印されたDOTコードの最後の4桁で確認できます。
最初の2桁が製造週、後ろの2桁が製造年を示しており、例えば「2423」なら2023年第24週の製造です。

タイヤは溝が残っていても、製造から時間が経つとゴムが劣化してグリップ力が低下します。
「いつ作られたタイヤなのか」を知ることは、安全な車の運転に直結する重要なポイントです。

この記事でわかること

  • タイヤの製造年週を確認する具体的な場所と読み方
  • DOTコードの見方と「2423」「4125」などの具体例
  • 製造から何年まで使えるのか、交換目安の年数
  • スタッドレスタイヤと夏タイヤの寿命の違い
目次

タイヤの年数はどこを見れば分かる?

タイヤの製造年週は、タイヤのサイドウォール(側面)に刻印されたDOTコードで確認できます。
DOTとは「Department of Transportation」の略で、アメリカ運輸省の基準に基づいた製造情報を示すコードです。

このコードは国際基準で統一されているため、ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・ミシュラン・グッドイヤーなど、すべてのメーカーで同じ見方ができます。

製造年週の刻印はタイヤのどこにある?

製造年週の刻印は、タイヤのサイドウォール(側面)にあります。
具体的には、タイヤサイズ表記(例:195/65R15)やメーカー名が書かれている面の近くを探すと見つかります。

タイヤには表裏があり、片側だけに完全なDOTコードが刻印されている場合があります。
ホイールに装着された状態では、内側(車体側)に刻印があると見えにくいため、両側を確認する必要があります。

刻印が見つからない場合
ホイールに装着されたままだと、内側の刻印が隠れて見えないことがあります。
タイヤを外さずに確認したい場合は、ハンドルを左右に切って側面を見やすくすると確認しやすくなります。

DOTコードは「DOT」の文字に続いて、英数字が10〜13文字程度並んでいます。
その最後の4桁が製造年週を示す数字です。

例えば「DOT XXXXXX 2423」と刻印されていれば、最後の「2423」が製造年週になります。
この数字の読み方を次の項目で詳しく解説します。

DOTコードの最後の4桁の見方と読み方

DOTコードの最後の4桁は、最初の2桁が製造週、後ろの2桁が製造年を示します。
例えば「2423」なら、2023年の第24週(6月初旬頃)に製造されたタイヤです。

刻印例 製造週 製造年 製造時期
2423 第24週 2023年 2023年6月初旬
0124 第1週 2024年 2024年1月初旬
5222 第52週 2022年 2022年12月下旬
3521 第35週 2021年 2021年8月下旬

1年は52週(または53週)で構成されるため、製造週は「01」から「52」の範囲になります。
第1週は1月初旬、第26週は6月下旬、第52週は12月下旬に相当します。

製造年は西暦の下2桁で表記されます。
「23」なら2023年、「24」なら2024年です。

2000年以前のタイヤは表記が異なる
2000年以前に製造されたタイヤは、DOTコードが3桁表記になっています。
例えば「189」なら1989年の第18週製造です。
現在流通しているタイヤでこの表記を見かけることはほぼありませんが、古い倉庫在庫などでは注意が必要です。

「3524」「4125」は何年何週?具体例で解説

実際の刻印例をいくつか見てみましょう。
DOTコードの最後の4桁から、製造時期を正確に読み取る方法を具体的に解説します。

「3524」の場合
最初の2桁「35」が製造週、後ろの2桁「24」が製造年です。
つまり、2024年の第35週(8月下旬〜9月初旬)に製造されたタイヤです。

「4125」の場合
「41」が製造週、「25」が製造年です。
2025年の第41週(10月中旬)に製造されたタイヤになります。

「0823」の場合
「08」が製造週、「23」が製造年です。
2023年の第8週(2月下旬)に製造されたタイヤです。

刻印 製造週 製造年 おおよその月
3524 第35週 2024年 8月下旬
4125 第41週 2025年 10月中旬
0823 第8週 2023年 2月下旬
5222 第52週 2022年 12月下旬

週番号から月を推測する場合、1ヶ月は約4週間と考えると分かりやすくなります。
第1〜4週は1月、第5〜8週は2月、第9〜13週は3月といった具合です。

ただし、製造週はあくまで目安であり、タイヤの性能や安全性を判断する際は「製造から何年経過したか」を重視します。
週単位での細かい違いよりも、年単位での経過年数が重要です。

2000年以前のタイヤは表記が違う?

2000年以前に製造されたタイヤは、DOTコードの製造年週表記が3桁になっています。
最初の2桁が製造週、最後の1桁が製造年(西暦の下1桁)を示します。

例えば「189」と刻印されている場合、1989年の第18週(5月初旬)に製造されたタイヤです。
「239」なら1999年の第23週(6月初旬)製造になります。

3桁表記のタイヤは即交換を推奨
3桁表記のタイヤは、どんなに溝が残っていても製造から20年以上経過しています。
ゴムの劣化が著しく進行しているため、安全性の観点から即座に交換すべきです。

2000年以降は4桁表記に統一されたため、現在流通しているタイヤで3桁表記を見かけることはほぼありません。
ただし、長期間保管されていた在庫や、古い車両に装着されたままのタイヤでは稀に見られます。

3桁表記と4桁表記の見分け方は簡単で、DOTコードの最後の数字が3桁なら2000年以前、4桁なら2000年以降の製造です。
もし3桁表記を見つけたら、溝の深さに関わらず早急に交換を検討しましょう。

ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップで見方は違う?

タイヤの製造年週表記は国際基準で統一されているため、メーカーによる違いはありません
ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・ミシュラン・グッドイヤー・ピレリなど、すべてのメーカーで同じ見方ができます。

DOTコードの形式は、アメリカ運輸省(DOT)が定めた国際基準に基づいており、日本国内で販売されるタイヤも同じルールに従っています。
そのため、国産タイヤでも輸入タイヤでも、下4桁の読み方は共通です。

メーカー共通の確認方法
どのメーカーのタイヤでも、サイドウォールの「DOT」の文字を探し、その後に続く英数字の最後4桁を確認すれば製造年週が分かります。
刻印の位置や文字の大きさに多少の違いはありますが、読み方は同じです。

ただし、刻印の位置や見やすさには若干の違いがあります。
ブリヂストンは比較的大きめの文字で刻印されていることが多く、ヨコハマやダンロップは小さめの文字で刻印されている傾向があります。

また、タイヤの表裏どちら側に完全なDOTコードが刻印されているかはメーカーや製品によって異なります。
片側には下4桁のみ、反対側には完全なDOTコードが刻印されている場合もあるため、両側を確認すると確実です。

タイヤは製造から何年まで使える?

タイヤの寿命は、製造から4〜5年が一般的な目安とされています。
ただし、使用環境や保管状態によって大きく変わるため、一律に「○年で交換」と決まっているわけではありません。

タイヤのゴムは時間とともに劣化し、柔軟性が失われてグリップ力が低下します。
溝が十分残っていても、製造から長期間経過したタイヤは安全性が低下するため、年数を基準にした交換判断が重要です。

製造から10年経ったタイヤは使っても大丈夫?

製造から10年経過したタイヤは、溝が残っていても交換を強く推奨します。
タイヤのゴムは時間経過とともに硬化し、グリップ力やブレーキ性能が著しく低下するためです。

ブリヂストンの検証データでは、適正に保管された夏タイヤでも製造から3年を超えると雨天時のブレーキ性能が徐々に低下し始めることが確認されています。
10年経過したタイヤは、新品時と比べてグリップ力が大幅に低下している可能性が高いです。

10年経過タイヤのリスク
製造から10年経過したタイヤは、ゴムの硬化・ひび割れ・内部構造の劣化が進行しています。
特に高速走行時や急ブレーキ時に、バースト(破裂)やグリップ不足による事故のリスクが高まります。

未使用で倉庫保管されていたタイヤでも、ゴムの揮発成分は時間とともに失われます。
保管状態が良好でも、製造から10年経過したタイヤは新品同様の性能を期待できません。

また、タイヤメーカー各社は「製造から10年以上経過したタイヤは使用しない」ことを推奨しています。
溝の深さに関わらず、製造年週を確認して10年を超えている場合は早急に交換しましょう。

溝が残っていても年数で交換すべき?

溝が十分残っていても、製造から5〜6年経過したタイヤは交換を検討すべきです。
タイヤの性能は溝の深さだけでなく、ゴムの柔軟性にも大きく依存するためです。

道路交通法では、溝の深さが1.6mm以下(スリップサイン露出)で使用禁止と定められています。
しかし、これはあくまで「法的な最低基準」であり、安全性を考慮した推奨交換時期ではありません。

経過年数 タイヤの状態 推奨対応
3年以内 性能ほぼ維持 定期点検で継続使用可
4〜5年 性能低下の兆候 交換を検討開始
6〜7年 性能明らかに低下 早めの交換を推奨
8年以上 安全性に懸念 即座に交換すべき

特に夏タイヤの場合、製造から4〜5年が交換の目安とされています。
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいため劣化が早く、3〜4年が目安です。

溝が残っていても、サイドウォールにひび割れが見られる場合は早急に交換が必要です。
ひび割れはゴムの劣化が進行している証拠で、バーストのリスクが高まります。

年間走行距離が少ない車でも、タイヤは時間経過で劣化します。
「あまり乗らないから大丈夫」と考えず、製造年週を確認して年数基準での交換を検討しましょう。

買ったタイヤが昨年製造だったけど問題ない?

適正に保管された新品タイヤであれば、製造から1〜2年以内なら性能面で問題ありません
タイヤは製造直後から劣化が始まるわけではなく、適切な環境で保管されていれば一定期間は性能を維持します。

ブリヂストンの検証では、適正保管された夏タイヤは製造から3年間、雨天時のブレーキ性能がほぼ同等に保たれることが確認されています。
スタッドレスタイヤも、2シーズン前(約2年前)までの製造なら同等性能を維持するデータがあります。

適正保管の条件
タイヤメーカーの倉庫や販売店では、直射日光を避け、温度・湿度が管理された環境でタイヤを保管しています。
このような環境下では、製造から1〜2年程度の経過は性能にほとんど影響しません。

ただし、製造から3年以上経過したタイヤを新品として購入する場合は注意が必要です。
保管状態が不明な場合、すでにゴムの劣化が始まっている可能性があります。

購入前にDOTコードを確認し、製造年週を把握しておくことをおすすめします。
もし製造から2年以上経過したタイヤを勧められた場合は、価格交渉の材料にするか、より新しい製造年週のタイヤを選ぶことも検討しましょう。

スタッドレスタイヤは何年持つ?夏タイヤと違う?

スタッドレスタイヤの寿命は、使用開始から3〜4年が目安で、夏タイヤ(4〜5年)より短めです。
スタッドレスタイヤは柔らかいゴムを使用しているため、夏タイヤよりも劣化が早く進行します。

スタッドレスタイヤには「プラットフォーム」と呼ばれる摩耗指標があり、新品時の溝深さの50%(約5mm)まで摩耗すると露出します。
プラットフォームが露出したタイヤは、冬用タイヤとしての性能が著しく低下するため、雪道走行には使用できません。

項目 夏タイヤ スタッドレスタイヤ
寿命の目安 4〜5年 3〜4年
新品時の溝 約8mm 約10mm
交換推奨溝 4mm以下 5mm以下
摩耗指標 スリップサイン(1.6mm) プラットフォーム(50%摩耗)

スタッドレスタイヤは、夏場に保管している間もゴムの劣化が進行します。
使用頻度が低くても、製造から3〜4年経過したら交換を検討すべきです。

また、スタッドレスタイヤは夏タイヤとして使い続けることも可能ですが、燃費が悪化し、ドライ路面でのグリップ力も劣ります。
冬用タイヤとしての性能が失われたら、夏タイヤに履き替えることをおすすめします。

スタッドレスの硬化に注意
スタッドレスタイヤは、使用開始から3年を超えるとゴムが硬化し、氷上でのグリップ力が大幅に低下します。
溝が残っていても、製造年週を確認して3〜4年経過していたら交換を検討しましょう。

タイヤの寿命を延ばす保管方法と点検のコツ

タイヤの寿命を延ばすには、適切な保管と定期的な点検が欠かせません。
保管環境や日常のメンテナンスによって、タイヤの劣化速度は大きく変わります。

タイヤの保管で最も重要なのは、直射日光と高温多湿を避けることです。
紫外線はゴムの劣化を加速させ、高温環境ではゴムの揮発成分が失われやすくなります。

タイヤ保管の基本

  • 直射日光が当たらない場所で保管する
  • 風通しの良い、湿度の低い場所を選ぶ
  • ホイール付きの場合は空気圧を指定値の50%程度に調整
  • タイヤカバーをかけて紫外線から保護する
  • 縦置きより横置き(平積み)が変形しにくい

ホイール付きでタイヤを保管する場合、空気圧を指定値の約50%に調整しておくとゴムへの負担が軽減されます。
完全に空気を抜くと、タイヤが変形して劣化が早まる可能性があります。

日常の点検では、月1回以上の空気圧チェックが推奨されます。
正常なタイヤでも1ヶ月で約5〜10kPa(10〜20kPa)自然に低下するため、定期的な補充が必要です。

また、タイヤローテーションを5,000〜10,000kmごとに実施すると、摩耗を均一化して寿命を延ばせます。
前輪と後輪では摩耗の進み方が異なるため、定期的に位置を入れ替えることで全体の寿命が延びます。

サイドウォールのひび割れや溝の異常摩耗がないか、目視点検も重要です。
ひび割れが見られたら、溝が残っていても早めの交換を検討しましょう。

よくある質問

タイヤの年数はどうやって確認する?

タイヤの側面(サイドウォール)に刻印されているDOTコードの最後の4桁で確認できます。
最初の2桁が製造週、後ろの2桁が製造年を示しており、例えば「0122」なら2022年の第1週に製造されたことを意味します。

ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップなど国内外すべてのメーカーで共通の表記方法です。
ホイール寄りの側面を探すと見つかります。

ヨコハマタイヤの年数の見方は?

ヨコハマタイヤも他メーカーと同じく、サイドウォールのDOTコード最後の4桁で製造年週を確認できます。
表記ルールは国際基準に準拠しているため、ブリヂストンやダンロップと同じ見方です。

タイヤの両側面に刻印がありますが、片側は下4桁のみ、反対側は完全なDOTコードが刻印されている場合があります。
見つからない場合は、反対側の側面も確認してみましょう。

10年前のタイヤは使えますか?

製造から10年経過したタイヤは、溝が十分残っていても交換を推奨します。
タイヤのゴムは時間経過とともに劣化し、柔軟性が失われるため、グリップ力やブレーキ性能が低下します。

未使用で適切に保管されていた場合でも、ゴムの揮発や硬化は進行するため、安全性確保の観点から交換が必要です。
特に高速走行や雨天時の走行では、バーストやスリップのリスクが高まります。

買ったばかりのタイヤが昨年製造だったけど大丈夫?

適正に保管された新品タイヤであれば、製造から1〜2年以内なら性能面で問題ありません。
ブリヂストンの検証では、適正保管された夏タイヤは製造から3年間、雨天時のブレーキ性能がほぼ同等に保たれることが確認されています。

スタッドレスタイヤも2シーズン前まで同等性能を維持するデータがあります。
ただし、製造から3年以上経過したタイヤを新品として購入する場合は、保管状態を確認するか、より新しい製造年週のタイヤを選ぶことをおすすめします。

スタッドレスタイヤの年数はどうやって確認する?

スタッドレスタイヤも夏タイヤと同じ方法で、サイドウォールのDOTコード最後の4桁から製造年週を確認できます。
表記方法に違いはなく、最初の2桁が製造週、後ろの2桁が製造年です。

ただしスタッドレスは使用開始から3〜4年が交換目安で、夏タイヤ(4〜5年)より短めです。
残り溝が新品時の50%(プラットフォーム露出)になると、冬用タイヤとしての性能が著しく低下するため早めの交換が必要です。

まとめ

  • タイヤの製造年週は、サイドウォールのDOTコード最後の4桁で確認できる
    (例:2423=2023年第24週製造)
  • すべてのメーカーで表記方法は共通で、ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップなどで見方は同じ
  • 製造から10年経過したタイヤは、溝が残っていても交換を強く推奨する
  • 夏タイヤの寿命は4〜5年、スタッドレスタイヤは3〜4年が目安
  • 製造から1〜2年以内の新品タイヤなら、適正保管されていれば性能面で問題ない
  • タイヤの寿命を延ばすには、直射日光を避けた保管と月1回以上の空気圧点検が重要

タイヤの年数確認で迷ったら、まずサイドウォールの「DOT」の文字を探し、その後に続く数字の最後の4桁を見ましょう
製造から5年以上経過している場合は、溝の深さに関わらず交換を検討することをおすすめします。

特にスタッドレスタイヤは劣化が早いため、製造年週を確認して3〜4年経過していたら早めの交換が安全です。
適切な保管と定期点検で、タイヤの性能を長く維持しましょう。

著者情報

くるまのメンテ編集部は、カーフィルム・洗車・タイヤ・コーティングに関する情報を発信するメディアです。
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